第52回ビジネス著作権検定を受験し、無事合格しました。
私が使用した教材や勉強方法と、その後さらに実践的な知識を手に入れるために行っていることについて紹介したいと思います。
これから受験される方は参考にしていただければ幸いです。
ビジネス著作権検定とは
著作権に関する基礎的な理解と、具体的な事例判断での応用力を測定する試験で、以下の3つのグレードがあります。
ビジネスだけでなく、ブログや動画投稿など、昨今は個人でも関わることが多い著作権に関する資格ですので、持っていると何かと周りから重宝されるかもしれません。
なお、BASICや初級を飛ばして、上級から受けることも可能です。
使用した教材について
使用した教材は、公式テキストです。
一通り流し読みした後、分からなかったところについてネットで調べて知識を補完するなどしました。
文体は少し難しい感じがしましたので、慣れていない方は自分の言葉でかみ砕きつつ、ノートにまとめていくことをおススメします。
内容としては、公式テキストで試験範囲がほぼ網羅されていると思いますので、こちらを必須として、心配な分野があれば他の参考書も見てみるくらいでよいと思います。
過去問について
さて、試験対策としてはやはり過去問が重要です。
問題文が独特で、たまにひっかけ問題(?)なども織り交ぜてくる傾向があるため、慣れるためにも問題を数多くこなしたほうが良いと思います。
私は、以下の計5回分の問題集に取り組みました。
・公式テキストの巻末の問題(1回分) ・公式テキスト購入者特典の問題集(2回分) ・公式ページ「サンプル問題はこちら」からダウンロードできるサンプル問題(1回分) ・みんなの著権過去問ページに掲載の問題集(1回分)
公式テキストの購入者特典の問題集ですが、テキストの冒頭(私が購入した版では2ページ目でした)に、しれっとダウンロードページのURLが書かれているので、見落としそうになりました。
過去問2回分は非常に有益ですので、忘れずにダウンロードして取り組むようにしましょう。
公式ページのサンプル問題については、「サンプル問題」という事でダウンロードするまでは侮っていたのですが、本番や他の問題集と同じく40問が掲載されており、内容も他の問題集に匹敵するものでしたので、こちらも取り組んでみることをおススメします。
みんなの著権過去問ページに掲載のものも、同じく40問掲載されておりますし、無料で見れるので、取り組んでみましょう。
リモートWebテスト
私が受けた第52回からは、「リモートWebテスト」が導入されました。
試験会場に行かなくても、自宅などから受けられるという画期的な取り組みなのですが、リモートWebテストのために必要な準備が割とあります。
以下の記事に、準備したことや困ったことを書いておりますので、併せて参考にしてもらえると嬉しいです。
より実践的な知識獲得に向けて
ビジネス著作権検定で問われるのは、あくまで基本的な考え方や、確定的に判断できる内容が中心です。
実際の現場では、著作権法を前提としつつも、業界の慣習だったり、利用するサービスの規約や契約によってさらに縛りがあったりするなど、ケースバイケースの対応が求められると思います。
困った時にネットでいろいろと調べるのも良いと思いますが、人によって解釈がまちまちだったり、ニュース等を見ても、短く、分かりやすくまとめている弊害で、事件の背景やそもそも何が問題か分からなかったりすることが良くあります。
ネット上の意見だったり、ニュースの内容を読み解く上では、過去の慣例や業界事情、法改正の内容、その法改正が行われた経緯・・・なども理解しておく必要があると私は感じたため、検定が終わっても勉強を続けております。
そんな中、最近読んだ本の中で、こういった実践的内容に基づきつつも、難しくなりすぎない、ちょうど良いバランスで著作権のことを教えてくれた本がありますので紹介させてください。
ネットの分野は、日々様々な新しいサービスが生まれやすく、これに対して従来の著作権の考え方や侵害対策がうまく当てはまらない場合もあり、変化が激しい分野です。
この分野に特化しつつも、実例を挙げながら全体俯瞰で幅広く問題や知識を教えてくれる良書だと思います。
2020年に第2版が出たことにより、最近の状況に即した内容となり、読みやすくなっていると思います。
著作権検定を受験しようとしている方も、そうでない方も、著作権に興味があれば読んでみることをおススメします。
まとめ
ビジネス著作権検定上級について、私が使用した教材や勉強方法と、その後さらに実践的な知識を手に入れるために行っていることについて紹介させて頂きました。
参考になりましたら幸いです。
※記載の情報は記事投稿時点でのものであり、今後変更になる可能性があります。
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