【リモートWebテスト実体験レポート】ビジネス著作権検定を受けました

第52回ビジネス著作権検定を受けてきました。

私的なログもかねて、使った教材の紹介をしたいと思います。

さらに、今回からなのですが、試験方法が

「リモートWebテスト」

となりました。

試験会場に行かなくても受けられるようになったのは便利なのですが、初めての形式という事もあり、こちらの準備で少し苦労したこともあるので、そちらもご紹介できればと思います。

※以下、記事投稿時点での情報であり、今後変更になる可能性があります。

ビジネス著作権検定とは

著作権に関する基礎的な理解と、具体的な事例判断での応用力を測定する試験で、以下の3つのグレードがあります。

BASIC

入門編。25問、65%以上正解で合格。

受験料金:\4,200

※BASICは、個人では申し込めず、教育機関や企業などの団体受験のみに対応とのことです。

初級

基礎編。30問、65%以上正解で合格。

受験料金:\5,100

上級

実践編。40問、70%以上正解で合格。

受験料金:\8,000

私は上級を受けました。勉強時間は45時間が目安のようです。

基礎と、音楽系は知識があったので、過去問で最初から合格点を取ることができましたが、念のためより安心できる状態になるように、他の分野中心に10時間ほど勉強しました。

使用した教材:公式テキスト

使用した教材は、公式テキストです。

※上記リンクは2022/1/15現在の最新版である、第2版のものです。今後新版が出るかもしれませんので、最新版かどうか調べてから購入するようにしてください。

一通り流し読みした後、分からなかったところについてネットで調べて知識を補完するなどしました。

試験対策としては過去問が重要なのですが、テキストの巻末に1回分、さらに購入者特典として2回分がダウンロードできるようになっていましたので、併せて3回分に取り組みました。

また、さらに追加の問題集を探したところ、以下が見つかりました。

 公式ページ
 ページ右上の、「サンプル問題はこちら」から、サンプル問題がダウンロードできます。(サンプルと言いつつ、本番と同じ40問分がありました。) 
 みんなの著権過去問ページ
 ダウンロードはできませんが、過去問がブラウザ上で閲覧できます。 

公式テキスト付属の3回分に、この2回分を加えて、当日までに計5回分の問題に取り組みました。

リモートWebテストの準備

ここまでは、普通の試験勉強なのですが、今回からリモートWebテストが始まる関係で、リモートWebテストの準備も行いました。

リモートWebテストとは、試験会場に行かなくても、遠隔地から”PCとスマホ”を使って受験できる仕組みのことで、私は自宅から受験しました。

“PCまたはスマホ”ではなく、“PCとスマホ”の両方が必要です。スマホしか持ってないよ~、という方も多い中、この時点で少しハードルがありますね。

詳細は分かりませんが、PCとスマホの2台のカメラと、3つのAIを使って不正を防止するシステムだそうです。

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PCのWebカメラで受験者を監視するだけでなく、受験者の背後にスマホのカメラを設置、背後からPCのモニターを映すことで、不正な操作(別のソフトを使ったカンニング等)をしていないかチェックする仕組みのようです。

必要なもの

公式の案内にもありますが、

・カメラ付きのPC(Windows/MacOS)またはカメラ付きのタブレット(Android/iOS)

 ※2021年9月以降の試験ではタブレットは使えないそうです。

 ※MacをPCと表現するのに違和感がある方もいらっしゃるかと思いますが、ここではPCで行かせてください

・スマートフォン(iOS/Android)

・スマートフォンスタンド

・スマートフォンの充電ケーブル

が必要です。

特に、充電ケーブルやスタンドなどは、あったら良い系のアイテムのように考えてしまいがちですが、4点とも必須になります。 

操作体験ページで環境テスト!

必要なものを準備しましたが、本番の試験が始まってから、結局機材が対応していませんでした、とか、設置がうまく出来ませんでした、等のトラブルが発生すると大変です。

そのため、本番と同じ「操作体験」ができるようになっています。(試験運営をしているサーティファイにて、ID、パスワードを作ると、マイページから試すことができます。)

こちらで用意した機材が問題なく動作するか、そして問題の回答方法に関しても確認してみることにしました。

回答画面の便利機能

回答画面についてですが、選択肢をマウスをクリックすることで回答する形式でした。

ここら辺に関しては、一般的な形式ですので、特筆すべきことはなかったです。

特殊な機能として、以下がありました。

後で見直す

後で見直したい設問をチェックしておくことができます。

試験時間中、特定の設問を飛ばしたり、特定の設問に戻って回答したりすることができるのですが、後で見直したり、飛ばしたりした設問があった場合、その設問に「後で見直す」チェックを付けておくことで、後で見直す場合に分かりやすくなるようになります。

メモ

設問に対してメモを入力することができます。

上記の「後で見直す」機能を使用する場合に、何を見直すのか等のメモを取るのに使えそうです。

回答絞込

選択肢を絞り込むことができます。※チート機能ではなく、あくまで絞り込むのは回答者ですが、絞り込んだ選択肢にチェックをつけておくことができる機能です。

例えば、「正しいものを1つ選びなさい」系の設問で、消去法を使う時に、紙のテストだと、問題用紙に書かれている選択肢に直接「×」等のしるしをつけたりすると思うのですが、あれの代わりのようなことができます。

紙のテストで問題文に直接書き込める場合に比べると、少し自由度は下がりますが、上記のような機能が無いと、「どれを見直すつもりだったんだっけ?」とか、「どの選択肢とどの選択肢で迷ってたんだっけ?」という事になりやすいので、本番の試験でも大変重宝しました。

追加で準備したもの・・・

さて、機材の話に戻りますが、実際に「操作体験」してみると、私が用意したスマートフォンスタンドではダメな事が分かりました。

余っていたアーム型(グネグネと角度が変えられるやつです)のホルダーで代替できないか、やってみたのですが、まずスマートフォンとPCのペアリングがなかなかうまくいきませんでした。

ペアリングは、PC画面に映し出されたバーコードをスマートフォンで読み取ることで行うのですが、一度読み取るだけでなく、試験中ずっと読み取らせ続けなければなりません。

アーム型のやつだと、設置後もしばらくはグネグネと微妙に振動し続けるので、そのたびにペアリングが外れてしまい、使い物になりませんでした。

また、もう一つの問題は、後ろから読み取るときにちょうど良い高さと距離から読み取らないと、PC画面に表示されたペアリング用のバーコードが映らないという事でした。

机の上ではそもそも後ろからの角度に設置できませんし、机の後ろの床に卓上のスマホスタンドを置くと、角度的にバーコードが映りません。

後ろにちょうど良い高さの台があればよいという事になりますが、自宅にそのようなものはなく、最終的に使ったのは以下の撮影用三脚でした。

とある事情で妻がピアノの鍵盤を上から撮りたいという事で購入したものだったのですが、これがあって助かりました・・・。

本番でどうだったか

さて、準備して臨んだ本番の試験ですが、設置して試験を開始するまでは、事前に「操作体験」で試せていたので、問題ありませんでした。

ただ、しばらくすると試験中に「バーコード読み取りエラー ペアリングが解除されました」の表示が。

焦りました・・・

回答途中で立ち上がってスマートフォンの再ペアリングをする羽目に。

※これが不正行為と判定されたら、さすがに断固抗議したいと思います。

2021/6/23追記:不正行為とみなされず、合格できました!安心しました。

原因は、おそらくですが、回答中に少し姿勢を変えると、私の顔で画面に表示されたバーコードの一部が隠れてしまうことによるものだったと思われます。(スマホのカメラの映りを見ながら試験はできませんので、はっきりと断定はできません)

その後、なるべく姿勢を変えないように(疲れました)試験を受けるものの、数回ほど試験中にペアリングが解除され、そのたびに立ち上がって再ペアリングを行いました。

「操作体験」を、20~30分ほど続けていれば事前に気付けた問題かもしれませんが、「操作体験」は、問題が5問ですぐ終わってしまいますし、制限時間も10分という設定なので、これに気付くのは難しいでしょう・・・

これが私だけだったら、ただの言い訳ですが、今回、全国で似たような問題が発生したのでは?とも思っています。

試験結果はまだ出ていませんが、少なくともリモートWebテスト関連の不具合・不備で落ちないことを祈っています。

まとめ

ビジネス著作権検定の教材紹介というより、リモートWebテスト自体の使い勝手レポートになってしまいました。

教材に関しては、公式テキストだけで過去問が3回分付属しており、公式ページ等でもそれとは異なる過去問が閲覧できますので、公式テキストのみの購入で充分な対策ができたのかなと思っています。

リモートWebテストについては、初回という事もあり、いろいろなロケーションや機材状況で行われることを考えると、まだ少し問題があるのではと思いました。少なくとも私はストレスを感じました。

今後、こういったリモート試験は増えていく傾向にあると思いますので、今回の「リモートWebテスト」と全く同じ形式のものばかりとは限りませんが、参考になった方がいらっしゃいましたら幸いです。

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