一億総クリエイター時代と言われて久しく、動画をアップしたり、ブログを書いたり、Twitterをやってみたり等、最近特に個人で何かを発信するという事が非常に増えてきたと実感しています。
それに伴って、「著作権」というキーワードが気になる方が増えてきたのではないでしょうか。
ただ、少し調べてみただけでも、難しい話やグレーゾーン、例外等がたくさんあり、結局のところどうなの?とモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。
詳しく調べている時間もないので、また今度にしよう・・・と諦めてしまっている方も多いのではないかと思います。
そこで、今回は超短縮版で著作権の概要をまとめてみることにしました。
範囲としては、
・「著作者の権利」のうち「著作権」
・「著作者」が「著作物」に対してどのような権利を持っているか
というところまでにしようと思います。
ただ、ここをざっくりと理解しておくだけで、難しかった話が少し理解しやすくなる可能性は高いです。
説明不足は承知のうえで、短縮することを優先しておりますので、その点はご了承ください。
著作”物”
つまり、事実を表しただけのデータや、何かに表現されずに頭の中にだけあるアイデア、創作性のないもの、製品のデザイン(意匠)、特許、商標などは除きます。
さっき、「文芸、学術、美術又は音楽の範囲」って言ったじゃないか・・・というのは置いておきましょう。意外なものが著作物と認められることもあります。
著作”者”
このうち「映画製作者」については、誰が「製作者」かという議論は非常に複雑で、何度か係争になっています。現在はある程度考え方は定まっているものの、契約関係によりしっかり定めておく必要があるでしょう。
著作”権”
もう一つ、「著作者人格権」というものも与えられます。
・無方式主義のため、この世の中は著作権であふれています。ほぼすべての人がなんらか著作権を持っているのではないでしょうか。
・他人に譲渡できるため、著作者が著作権を持っていない著作物もあります。この状況を表現するために、著作物を創作した人を「著作者」、実際に著作権を持っている人のことを「著作権者」と呼んで区別しています。
(*)この部分は法改正を繰り返しているため、著作物によって死後50年だったり、70年だったり異なります。戦時加算等の例外、著作者が特定できなかったり、団体名義だった場合は公表後??年だったりと、かなり複雑な部分です。
★支分権(著作権の中身)
「支分権」を知っているか、知らないかで、著作権の理解度が大きく変わると思います!
まとめ
この記事では、忙しい方のために、超短縮版で著作権の概要をピックアップしてまとめてみました。
正直、説明不足であることは否めないですが、どうしてもニュアンスを伝えようとすると長くなってしまうところを、ぐっとこらえてまとめてみました。
特に、支分権に関しては、著作権の具体的な中身という事もあり、ご存じなかった方は、少し著作権に対する理解が変わったのではないかと思います。
もし本記事が好評であれば、その他の権利についても短縮してまとめてみようと思いますので、コメントやTwitterなどで教えて頂けるとありがたいです。
・・・何も反応なくても、ネタに困ったときに、まとめるかもしれません。
※以上は本記事の配信時点の調査情報です。以後情報が変わる可能性がありますこと、ご了承ください。
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