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【100人に聞いた】SNSのプロフィール画像、何を設定してる?著作権侵害しないために気を付けること

突然ですが、あなたはSNSのプロフィール写真やアイコン画像に何を設定していますか?

自分の写真、家族の写真、ペットの写真、好きなキャラクターの画像・・・という様々な声が聞こえてきそうです。

今やSNSで何かを発信したりアピールするのは当たり前の時代、個性を出すために、何を設定しているかは人それぞれで、自由だと思います。

何でも自由に設定出来てしまうこともあり、中には著作権を侵害してしまうものも。

著作権。

そう、なんだかよくわからないけど、ちょっと怖いイメージがあるアイツです。

実際問題、

・プロフィール画像で著作権侵害で訴えられることはあるのか?

・ぶっちゃけ、みんなどのくらい気にして設定しているのか?

は気になりますよね。私も気になります。

気になって・・・気になって仕方がないので、

いっそのこと大勢の人に聞いてしまえ!

・・・ということで、独自に100人にアンケート調査をしてみることにしました!

※100人と言いつつ、実際は110人にアンケート調査をしています。

少し面白い結果も出ましたので、こんな人に読んでもらえるとありがたいです。

こんな人の参考になるかも!
  • これからプロフィール画像を設定しようとしている
  • プロフィール画像が著作権侵害をしていないか気になる
  • みんながどの程度著作権を気にしているか知りたい
  • どんなプロフィール画像が著作権に引っかからないのか知りたい
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アンケート調査内容

さっそく、以下の内容で調査しました!

SNSのプロフィール画像と著作権に関するアンケート
  • 調査期間:2022年1月17日(1日で完了)
  • 調査方法:インターネット集計(クラウドワークスで募集)
  • 調査対象:SNS(Twitter,Instagram,Facebook)で発信や投稿を行ったことがあり、プロフィール画像を設定している方
  • 調査人数:110名

どのSNSを使用しているかは、古今東西でいろいろあり、プロフィール画像の設定の仕方が独特なものもありそうでしたので、今回はTwitter、Instagram、Facebookの3つに絞っています。

LINEについては、ユーザー数がとても多いのですが、プライベートなやり取りにしか使っていない方も多いのかなと思って、あえて外させていただきました。

回答のあった方のSNSの利用分布は、以下のようになりました。

※複数併用されている方もいらっしゃったと思いますが、「もっともよく使うもの」として1つを選んでいただきました。

最もよく発信に利用するSNSを選択してください。n=110
Twitter(ツイッター)68人61.8%
Instagram(インスタグラム)39人35.5%
Facebook(フェイスブック)3人2.7%

Facebookをメインで利用されている方は少なかったです。

Twitterは基本匿名で気軽に使えるということもあってか、多めになりました。

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プロフィール画像に何を使っている?

プロフィール画像に何を使っているか、選択式で答えてもらいました。

SNSのプロフィール画像に何を使用していますか? n=110
あなた自身の写真24 人21.8%
(キャラクター以外の)CGやイラスト22 人20.0%
風景写真16 人14.5%
動物の写真16 人14.5%
マンガ・アニメなどのキャラクター画像11 人10.0%
有名人の写真3 人2.7%
イニシャルなどの文字3 人2.7%
家族、兄弟、友人などの写真1 人0.9%
その他のものを設定している14 人12.7%

「自分の写真」、多いですね。手元のデータでは、当然というべきか、やはりInstagramを使っている方に多かったです。

「CGやイラスト、キャラクター画像」については、Twitterを使っている方に多かったです。

SNS別の傾向が見て取れますね。

「その他のもの」、が多くなってしまいましたが、物体の写真やイラストなどが考えられますが、内訳は推測するしかありません。

ここはアンケートの選択肢を設定してから、私の想像力のなさを反省した部分です。

「有名人の写真」について、Twitterなどでは結構見かける印象ですが、クラウドワークスに登録されている方はリテラシー高めの方が多いせいか、少なめでした。

マンガ・アニメなどのキャラクター画像について

特にTwitterですが、マンガ・アニメなどのキャラクター画像をプロフィールに設定しているのをよく見かけます。

キャラクターの画像には、一般的に著作権が発生しますので、無断利用は基本的にNGとなっています。

この後の調査結果でも片鱗が見えますが、逐一取り締まられることは行われていないものの、気を付けましょう。

有名人の写真について

写真についても著作権はありますが、有名人の写真については、さらに「パブリシティ権」というものが発生し、こちらも無断利用はNGとなります。(細かいですが、著作権とは別の権利になります。)

パブリシティ権とは、「有名人の氏名や肖像などに生じる顧客吸引力を中核とする経済的な価値(パブリシティ価値)を本人が独占できる権利」です。

・・・といってもよく分からないと思いますので、最近の実例を上げますと、ヒカキンさんがゲームアプリに無断で写真を使われるという事件がありました。

ヒカキンさんのような有名人が商品を使っている、という広告を流せば、その商品が売れる可能性が高くなります。「HIKAKIN」という名前や、その人だと分かる写真などは、それだけで経済的価値を持っています。

このような有名人がもつ価値にタダ乗りしないように生み出された権利が、「パブリシティ権」となり、有名人の名前を商品のCMなどで無断利用するとパブリシティ権の侵害となります。

先ほどのヒカキンさんの事件については、本人も使ったことのないアプリに関して、「ヒカキンもやっている」と書かれてしまっていることから、かなりひどいケースですよね。

動物にはパブリシティ権はない

動物にはパブリシティ権はありません。

動物は有名”人”ではないから当然では?と思われたかもしれませんが、有名な動物、例えば競走馬などはどうでしょうか?

競走馬の名前を使った有名なゲームに、「ウマ娘」があります。

「ウマ娘」自体が良く出来たゲームで面白いからヒットしている、という事もありますが、本物の競走馬の名前を使っているという事もヒットした要因の一つだと言えるでしょう。

そう考えると、動物にも経済的価値があるという事になり、パブリシティ権が認められても良いように思えてきますが、今のところ動物にはパブリシティ権は認められない、という事になっているようです。

なお、一部の競走馬など、有名な動物に関しては、別途「商標権」が申請されている場合がありますので、パブリシティ権が無いからと言って無断で使って良いものばかりではありませんのでご注意を。

ちなみに、ご自身のペットの写真などであれば全く問題ありません。(万が一ですが、ご自身のペットを他の方が商標登録している場合を除く)

プロフィール画像をどうやって用意した?

プロフィール画像をどうやって用意したのか、選択式で答えてもらいました。

SNSのプロフィール画像はどのような方法で用意しましたか? n=110
自分で撮影した48 人43.6%
インターネットからダウンロードした25 人22.7%
自分で描いた/制作した12 人10.9%
他の人に撮影してもらった12 人10.9%
他の人に描いてもらった/制作してもらった7 人6.4%
画面をスクリーンショットした5 人4.5%
方法は覚えていない1 人0.9%

自分で(写真を)撮影した、という方が多かったです。

ネットでダウンロードした方は多いとはいえ、そこまでではないのが意外でしたね。

自分で描いた方や、他の人に撮影してもらった方も、それなりにいらっしゃいました。こちらは、リテラシー高めの方が多かったためか、世間の平均とは少し違った傾向になっている可能性はあります。

プロフィール画像をネットでダウンロードする場合の注意点

Google検索などで見つかった画像をそのまま、または加工してプロフィール画像に使うのは危険です。

写真やイラストには著作権が発生するので、もしダウンロードして使うのであれば、「ぴよたそ」等のように、プロフィール画像に使ってよい、と規約などに明示されているサイトのものを使うようにしましょう。

なお、「フリー素材」と銘打たれているサイトのものでも、プロフィール画像への使用はNGになる場合もあるので、利用規約をチェックするようにしましょう。

モデルが本当に迷惑しています!!いくら綺麗でも、かわいくても・・・あなたの発言がモデルの発言であるかのように知らない人は受け取ります。悪意のあるご使用は絶対にお止めください!

ACWorks こんな使い方もOK!でも、これはNG!写真ACの写真使用方法について より

他の人に写真を撮ってもらったりイラストを描いてもらう場合の注意点

他の人に写真を撮ってもらったり、イラストを描いてもらった場合に関しても注意が必要です。

その写真を撮った人や、イラストを描いた人が著作権を持つことになりますので、プロフィール画像に使ってもいいか、必ず確認を取るのが良いでしょう。

ベストは、書面で著作権譲渡やライセンス契約を交わすことですが、例えばお友達などに頼むとしたら、頼むほうも頼まれるほうも、「めんどくさい」と感じてギクシャクしてしまうかもしれません。

著作権侵害してしまうのが心配だが、自分だけのオリジナルイラストや似顔絵でプロフィール画像を作りたい・・・という場合は、ココナラなどを使ってお仕事として誰かにお願いしてみるのも手かもしれません。

みんな、どれくらい著作権に注意している?

どのくらい著作権に注意しているか、選択式で答えてもらいました。

プロフィール画像が著作権侵害にならないか、どの程度注意していますか? n=110
とても注意する37 人33.6%
まあまあ注意する39 人35.5%
どちらともいえない13 人11.8%
それほど注意していない17 人15.5%
まったく注意していない4 人3.6%

およそ7割の方が「とても注意する」「まあまあ注意する」と解答され、多数を占めました。

悪質で目立ったプロフィール画像の使われ方をしない限りは、個人の方が著作権侵害の指摘をされるケースは少ないですから、注意している人はもっと少ないのかと思っていましたが、これほど高くなるとは、私としては少し意外な結果でした。

※とはいえ、今回アンケートに回答して下さったのは、リテラシー高めの方が多いということも影響しているとは思います。

ぶっちゃけ、運営から注意が来たことがあるか?

SNSの運営会社からプロフィール画像についての指摘を受けたことがあるか、2択で答えてもらいました。

プロフィール画像の内容について、サービス運営会社から著作権に関する指摘を受けたことはありますか? n=110
ない110 人100.0%
ある0 人0.0%

すごいです。100%、指摘を受けたことはない、という結果になりました。

これについては2つ理由が考えられます。

  1. SNSの運営会社があまり積極的にチェックしていない
  2. 今回調査されている方に著作権侵害をしている方が全くいなかった

断言できる根拠はありませんが、実態を見ていると1.もあり得るのかなと思います・・・。

・・・だからと言って、著作権侵害をして良いという事にはなりませんし、2.である可能性もありますから、あくまで参考として見ていただければと思います。

運営以外の、他の人から指摘を受けたことはあるか?

先ほどの質問は運営会社からの指摘についてでしたが、それ以外の他の人から指摘を受けたことがあるか、こちらも同じように2択で答えてもらいました。

プロフィール画像の内容について、サービス運営会社以外(知人や他のユーザーなど)から著作権に関する指摘を受けたことはありますか? n=110
ない108 人
ある2 人

「ある」、ありました!

指摘内容までは質問できませんでしたが、指摘してくれる方はいらっしゃるようですね。

みなさまの著作権に関するご意見

最後に、任意回答ではありますが、みなさまの著作権に関するご意見を伺いました。

いくつか抜粋して紹介させていただきます。

他の人のプロフィール画像について

シンガーソングライターやアイドルなどのファンアートをプロフィール画像やアイコンにしているのは問題ないのか気になります。一目見て「あの人だ」と分かるような絵やイラストです。

アーティストやアイドルの動画を上げてる人がいるけどあれは著作権に引っかからないのか不思議。

大半の場合は、引っかかってるんですけど、指摘されてないだけ、というケースが多そうです。

中にはこんなご意見も。

有名人の写真をアイコンに使う人に嫌悪感を覚える。

自分が撮った写真が無断利用されてないか

(自分で撮影した写真をプロフィール画像に設定されている方)
自分の使っている写真が他の人に無断で使用されたかどうかを調べる術が少ないのが気になる。

確かに。この方は、自分で写真を撮ったのですから、プロフィール画像の著作権者でもあるのですが、無断利用されていないか簡単に調べる方法はあまり提供されていませんよね。

ルールとの向き合い方

自分でとった写真だけUPするようにしています

「プロフィール画像に是非使用してください」と書いてある画像を使うようにしています。

ルールを守ってSNSを利用したいので、プロフィール画像に使用するのは、自分が描いたものだけです。

すばらしい!

繰り返しますが、今回アンケートに答えてくださった方は、リテラシーの高い方が多かったですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、SNSのプロフィール画像に関する著作権について、独自にアンケートした結果を紹介しながら、著作権に関する注意点もお伝えしてみました。

アンケートに答えてくださった方のリテラシーの高さに驚きましたね。

さらに、初めてクラウドワークスを使って調査をしてみましたが、「こんなに簡単、しかも短期間でそれなりの数の結果が集まるのか!」と、驚きました。すごい時代になりましたね。

今後も機会があればこういった調査をしていきたいと思います。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

※本記事の情報は記事投稿時点でのものであり、今後変更になる可能性があります。


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